【SEO改善事例】WordPressオリジナルテーマにタイトルタグとメタディスクリプションを追加

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こんにちは!スタッフのやまさきです。

最近はWebサイトのSEO対策を行っていますが、今回は弊社で作成したオリジナルテーマについて行った変更作業についてご紹介します。

【修正前】Google検索の結果画面

Webサイトを見つけてもらうために

Webサイトを検索結果で見つけてもらうためには、タイトルと説明文(ディスクリプション)が非常に重要です。

しかし、WordPressのオリジナルテーマを使っている場合、意外とこの設定がされていないことがあります。

今回、当サイト「島根県高等学校野球連盟公式サイト」では、

  1. add_theme_support(‘title-tag’) でタイトルタグを動的に管理
  2. header.php にメタディスクリプションを追加

という2つの施策を実施し、検索結果でよりユーザーに伝わるサイトに改善しました。

この記事では、初心者でも分かるように実装手順やポイントをステップごとに解説しています。

「自分のサイトでも真似したい!」と思った方は、ぜひ参考にしてください。

島根県高等学校野球連盟のWebサイトはこちらから

課題:タイトルと説明文が検索結果に正しく表示されない

以前の当サイトでは、

  • <title> タグが静的に書かれており、どのページでも同じタイトルになる
  • <meta name=”description”> が出力されないため、Googleが本文冒頭を自動で切り取っていた

という状態でした。

これでは検索ユーザーに正しく内容を伝えられず、クリック率低下の原因になります。

改善ステップ①:タイトルタグを動的に管理

まずは、functions.php に以下を追加しました。

// タイトルタグをWordPressに管理させる
add_theme_support('title-tag');

// タイトル区切り文字を変更(例:サイト名 | ページ名)
function my_title_separator($separator) {
  $separator = '|';
  return $separator;
}
add_filter('document_title_separator', 'my_title_separator');

これにより、

  • 各ページごとに 自動で最適なタイトル が出力される
  • 区切り文字をカスタマイズできる

といった改善が可能になりました。

例えば「大会結果」ページなら:

大会結果 | 島根県高等学校野球連盟

といった形でわかりやすく表示されます。

改善ステップ②:メタディスクリプションを追加

次に、header.php に以下のコードを追加し、ページごとに適切な説明文を出力できるようにしました。

<?php
// メタディスクリプション自動生成
function get_meta_description() {
  global $post;
  $description = '';

  if (is_singular()) {
    if ($post->post_excerpt) {
      $description = $post->post_excerpt;
    } else {
      $description = wp_trim_words(strip_tags($post->post_content), 50);
    }
  } elseif (is_home() || is_front_page()) {
    $description = '島根県高等学校野球連盟の公式サイト。最新試合結果・大会情報・行事予定をお届けします。';
  } elseif (is_post_type_archive('scores')) {
    $description = '島根県高校野球の試合スコア一覧。最新の試合結果やスコア速報を掲載しています。';
  } elseif (is_page('result')) {
    $description = '島根県高校野球の大会結果ページ。春季大会・夏の甲子園予選・秋季大会の結果をまとめています。';
  } elseif (is_page('news')) {
    $description = '島根県高校野球連盟のお知らせ一覧。大会日程変更や連盟からの最新情報を掲載しています。';
  } elseif (is_page('event')) {
    $description = '島根県高校野球連盟の行事予定。会議や大会関連イベントのスケジュールを確認できます。';
  } elseif (is_page('about')) {
    $description = '島根県高校野球連盟の概要、審判部、加盟校に関する情報をご案内します。';
  } elseif (is_page('contact')) {
    $description = '島根県高校野球連盟へのお問い合わせページ。大会や加盟校に関するご質問はこちらからどうぞ。';
  }

  return esc_attr($description);
}
?>
<meta name="description" content="<?php echo get_meta_description(); ?>">

これにより、

  • 投稿ページは「抜粋」をdescriptionに利用
  • 抜粋がなければ本文冒頭から自動生成
  • 固定ページやアーカイブは、あらかじめ設定した文言を出力

といった仕組みになっています。

SEO改善の結果が反映されるまでの期間

SEO対策を行ったとしても、検索結果にすぐ反映されるわけではありません

特に今回の「タイトルタグとメタディスクリプションの改善」は、Googleなどの検索エンジンがページを巡回(クロール)し、キャッシュを更新する必要があります。

  • クロールの周期:サイトの規模や更新頻度により、数日~数週間
  • タイトル・メタディスクリプションの反映:数日~2週間程度
  • 検索順位の変動:反映後、徐々に順位が上がることが多く、目に見える効果は 2~4週間程度
  • クリック率(CTR)の改善:説明文が改善されれば、クロール後すぐにクリック率が上がる場合もあります

反映を早めるポイント

  • Google Search Console で URL検査 → インデックス登録をリクエスト
  • サイトマップを更新し送信する
  • 内部リンクを整理し、クロールされやすくする
  • 定期的に記事やページを更新する

効果と今後の展望

これらの対応によって、検索結果に表示されるタイトルと説明文が改善され、クリック率(CTR)の向上が期待できます。

さらに、記事ごとに「抜粋」を意識して書くことで、

  • SEO的に効果的なキーワードを含める
  • ユーザーにわかりやすい紹介文を表示する

といった工夫が可能になります。

今後は、

  • OGPタグ を追加してSNSシェア時の見栄えを改善
  • 構造化データ を導入してGoogle検索にリッチリザルトを表示

といった施策も進めていく予定です。

まとめ

今回のSEO改善作業では、

  1. add_theme_support(‘title-tag’) を使ってタイトルタグを動的に管理
  2. header.php にメタディスクリプションを追加

という2つのステップを実装しました。

検索結果での第一印象を整えるだけでも、ユーザーに届く情報は大きく変わります。

オリジナルテーマを使っている方は、ぜひ一度ご自身のサイトでも確認してみてください。

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