こんにちは、スタッフのやまさきです。
今回は、Webフォームのスパム対策でおなじみの Google reCAPTCHA に関して、今後の仕様変更と、それに代わる選択肢として注目されている Cloudflare Turnstile について、わかりやすくご紹介します。
Google reCAPTCHAが2025年に仕様変更へ
Googleは、reCAPTCHA(v2/v3)を利用しているユーザーに向けて、2025年以降に「Google Cloud Console」への自動移行を開始すると発表しました。
これまでは「reCAPTCHA管理画面(classic)」で簡単に利用できていましたが、今後はCloudサービスとして統合され、料金や管理方法にも影響が出てきます。
自動移行ってどうなるの?知らないと困る点も
✅ 安心できる点
- 特に設定を変更しなくても、現状のreCAPTCHAは引き続き動作します。
- 移行は自動的に行われるため、突然エラーになる可能性は低いです。
⚠️ 注意が必要な点
内容 | 詳細 |
---|---|
料金の変更 | 月1万回までは無料ですが、それを超えると課金対象になります(約$1/1,000回) |
管理方法の変更 | 今後は「Cloud Console」上で管理・設定が必要になります |
APIキーの影響 | 旧キーは当面使えますが、将来的に使えなくなる可能性があります |
利用状況の把握 | 請求が発生しないか、月間アクセス数に注意が必要です |
「Cloudflare Turnstile」って何?
Googleの代替として注目されているのが、Cloudflare社が提供する「Turnstile」というサービスです。
🌟 特徴
Cloudflare TurnstileとreCAPTCHAを比較
項目 | reCAPTCHA v3 | Cloudflare Turnstile |
---|---|---|
提供元 | Cloudflare | |
料金 | 月1万回まで無料、それ以降は有料 | 完全無料 |
ユーザー体験 | スコア判定により裏で動作(v3) | 完全非表示 or 非干渉で表示 |
プライバシー | 一部ユーザーデータを収集 | プライバシーファースト |
導入のしやすさ | 導入事例が多く安心 | 新しいがシンプルに導入可能 |
メンテナンス | Cloud Consoleによる管理が必要 | Cloudflareダッシュボードで管理 |
どっちを選べばいい?
➤ reCAPTCHAを継続するなら…
- アクセス数が少なく、月1万回を超えない場合は今まで通り使って問題ありません。
- ただし、Cloud Consoleの設定や、料金体系の理解が必要になってきます。
➤ Cloudflare Turnstileを試してみたいなら…
- 導入がとても簡単。WordPressやカスタムフォームにも対応可能。
- スパム対策を維持しつつ、ユーザー負担を軽くしたい方にはおすすめです。
まとめ:今こそ見直しのタイミング
GoogleのreCAPTCHAは、2025年以降大きく変わります。
知らないうちに料金が発生していた、管理画面に入れなくなったなどのトラブルを防ぐためにも、今から選択肢を整理しておくことが大切です。
Cloudflare Turnstileは、その有力な代替手段として今後ますます注目されていくでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
導入のご相談や、フォームへの組み込みについてお困りの際は、お気軽にお問い合わせください!
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