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『天秤.AI』を使ってみた 〜複数のAIチャットを一括比較〜

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こんにちは!スタッフのやまさきです。

ChatGPT、Claude、Geminiなど、生成AI(LLM:大規模言語モデル)の選択肢が増えてきました。「どのモデルが一番優れているのか」「同じプロンプトでどう回答が違うのか」など、気になったことはありませんか?

そんなときに役立つのが、複数のLLMを一括で比較できる「天秤.AI」です。

今回は、この天秤.AIを実際に使ってみた感想やセットアップ手順、どんなことができるのかをご紹介します。

天秤.AIとは?

比較検索なら 天秤AI byGMO

天秤.AIは、複数のLLMを比較検討できるWebベースのツールです。

主な特徴:

  • 同じプロンプトを複数のAIモデルに同時に送信できる
  • 回答結果を並列表示で比較できる
  • どの回答が良かったかを評価できるUI付き
  • 評価機能や出力形式が洗練されていて使いやすい

対応しているLLM(2025年5月時点)

  • 基本:クレジット消費なし(Web検索は1クレジット消費)
    • ChatGPT(4o mini)
    • Gemini(1.5 Flash)
  • 高度:クレジット消費あり(Web検索は2倍のクレジット消費)
    • ChatGPT(4o/4.1/o1/o3/o1mini/o3mini/o4mini)
    • Claude(3/3.5/3.7)
    • Gemini(1.5 Pro/2.0 Flash)
    • DeepSeek(R1/V3)
    • Perplexity
    • PLaMo(1.0)

天秤.AIのセットアップ方法

天秤.AIはWebブラウザから利用可能で、以下のような手順で始められます。

  1. アカウント作成(Google連携あり) 公式サイト(https://tenbin.ai/)にアクセスしてサインアップします。
  2. モデルの選択と設定 使用したいモデルを選び、出力形式や評価基準を必要に応じて調整します。
  3. プロンプトを入力して実行 1つの入力で、複数のAIから同時に回答が得られます。

実際に使ってみた

今回は以下のようなプロンプトでテストしてみました。

中学生にも分かるように、SEOとMEOの違いについて説明してください。

回答内容の比較(抜粋)

モデル回答の特徴
Gemini会話調で親しみやすく、柔らかい表現。
GPT-4構成が丁寧で、具体例が豊富。
最初の出力結果

モデルによって出力の雰囲気が大きく異なることがよくわかりました。

さらに便利なのが「壁打ち」という機能です。
「壁打ち」ボタンをクリックすると以下のようなプロンプトが作成されます。

あなたは他のAIの出力を検証・統合する役割を持った特別なAIです。
以下に示すAIの出力を分析し、最も重要で有用な情報を抜き出し、一つの簡潔で包括的な回答を作成してください。
1. 各AIの出力を読み取り、誤った情報や不正確な情報を排除したテキストを抽出してください。
2. それぞれのテキストの主なポイントを特定してください。
3. 重複する情報を排除し、一貫したメッセージを形成するために情報を統合してください。
4. 必要に応じて、情報を再構成し、明確かつ流暢な形でキーポイントを抽出し、まとめてください。
これにより、読者にとって最も価値のある、簡潔で理解しやすい回答を提供してください。
## AIの回答 1   Gemini 1.5 Flash
(先ほどの回答)
## AIの回答 2   GPT-4o mini
(先ほどの回答)

そこで再び「送信」ボタンをクリックすると、このプロンプトがそれぞれのAIで実行されます。

壁打ち後の出力結果

今回はそもそもの質問内容にあまり差が出ないものだったので変化は少なかったですが、もっと回答に幅があるもの(思考を尋ねたり推測だったりとか)だと壁打ちした効果があるかもしれませんね。

良かった点・気になった点

良かった点

  • UIがシンプルで見やすく、直感的に使える
  • プロンプト履歴の保存・共有が便利
  • 要約力や論理性などで評価する機能が地味にありがたい

気になった点

  • 複数モデルを同時に走らせるとレスポンスに時間がかかる

まとめ

天秤.AIは、複数の生成AIモデルを比較検証したい人にとって非常に便利なツールです。

特に、「このプロンプトにはどのモデルが向いているか?」といった検証を日常的に行う人や、社内でAI活用を進めたい担当者におすすめです。

今後のアップデートにも期待しつつ、まずはぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか?

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