将棋タイマーを作って学ぶ!アプリ開発の基本フロー

IT全般
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アプリを作りたいけど、どういう手順で考えていけばいいんだろう?

アプリを作る、と聞くと「難しそう」と思う人が多いかもしれません。
でも、実際の開発は「小さなステップ」を積み重ねていく作業です。

今回は、身近な例として「将棋タイマー」を題材に、アプリ開発の流れを紹介します。
対象は、高校生や大学生、社会人など「プログラミングに興味はあるけど経験は少ない」方々です。

アプリ開発の流れ

一般的にアプリ開発は次のようなステップで進みます。

  1. アイデアを考える(どんなアプリを作りたいか)
  2. 機能を決める(必要なものに絞る)
  3. 画面設計をする(どんな見た目にするか)
  4. 実装する(実際にコードを書く)
  5. テストする(動作確認と修正)
  6. 公開する(誰でも使えるようにする)

この流れは大きなアプリでも小さなアプリでも基本は同じです。

今回の題材:「将棋タイマー」

将棋を指すときによく使う「持ち時間を管理するタイマー」。
市販の対局時計がなくても、PCやスマホで代用できたら便利です。

引用:シチズンTIC株式会社 対局時計 ザ・名人戦 DIT-50

そこで、「15分ずつの持ち時間を計測できるシンプルな将棋タイマー」 を作ることをゴールにしました。

今回のテストサイト(将棋タイマー)は、以下のリンクからアクセスできます。
https://takayukiyamasaki.github.io/shogi-timer/

設計のステップ

1. アイデア出し

  • 対象:友達や家族で将棋を楽しむ人
  • 解決する課題:専用のタイマーがなくてもアプリで代用できる

2. 機能を決める

アプリ開発では「全部の機能を最初から作る」と大変です。
そこで、最低限の機能(MVP = Minimum Viable Product)に絞りました。

  • 2人分の持ち時間を表示する
  • ボタンで「スタート/切り替え」ができる
  • リセットできる
  • 時間切れになったらお知らせする

3. 画面のイメージを描く

いきなりコードを書くのではなく、紙に簡単なスケッチをしました。

  • 上に「プレイヤーAの時間」
  • 下に「プレイヤーBの時間」
  • 真ん中に操作ボタン

これで「どこに何を置くか」が見えるようになります。

4. 実装する

実際のコードはHTML・CSS・JavaScriptを使いました。

  • HTML:時間表示とボタンを配置
  • CSS:文字を大きく、見やすいデザインに
  • JavaScript:カウントダウンや切り替え、リセットの処理

このようにして、やりたいこと(要件定義)を切り分けていきます。
具体的なところが決まってきたら、ChatGPTなどを使うとコード生成してくれます。

要件定義を作るところもChatGPTと対話しながらやってもいいですね

5. テストする

  • ボタンを押したらちゃんと切り替わるか
  • 残り時間が「00:00」になったら止まるか

作成したプログラムは実際にブラウザで試して、修正を繰り返します。

6. 公開する

GitHub Pagesを使えば、作ったアプリを無料で公開できます。
URLを共有すれば、友達や家族もすぐに使えます。

GitHub Pagesの活用に関する記事は、こちらから。

学びのポイント

今回の「将棋タイマー」づくりから得られるポイントは3つです。

  1. 設計が大事
    いきなりコードを書くよりも、必要な機能を整理すると迷いません。
  2. 小さく作る
    最初から全部盛り込まず、シンプルな形で完成させることが重要です。
  3. 公開してみる
    実際に人に使ってもらうことで、改善点が見えてきます。

まとめ

「将棋タイマー」を例に、アプリ開発の基本的な流れを紹介しました。

  • アプリ開発は「アイデア → 設計 → 実装 → テスト → 公開」のサイクル
  • シンプルなものから始めれば、誰でも開発を体験できる
  • 小さな成功体験が、次の一歩につながる

ぜひこの記事をきっかけに、身近なアイデアをアプリとして形にしてみてください!

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