佐田中学校で「放課後アントレ塾」第1回を実施|ゲームで学ぶ商売の仕組みと、佐田町のこれから

地域活性化
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出雲市立佐田中学校で、中学生向けの課外プログラム「放課後アントレ塾」がスタートしました。

放課後アントレ塾は、三島笑会が主催する、平日の放課後の時間を使った体験型プログラムです。

少人数のチームで身の回りの困りごとを見つけ、自分たちだけのビジネスアイデアとして形にし、最後に発表するところまで取り組みます。

第1回は2026年10月7日に行い、2名の生徒が参加しました。
講師は、三島笑会代表の三島孝宜が務めました。

放課後アントレ塾とは

「アントレ」は、アントレプレナーシップ(起業家精神)のことです。
といっても、将来、会社の社長になるためのスキルを学ぶ場ではありません。

生徒たちには、アントレプレナーシップを次のように説明しています。

文句を言うかわりに、「自分ならどう解決できるか?」を考えて実際に行動する心のエンジン。

たとえば、大雨の日に昇降口の床がビショビショになっていたとします。

「先生たち、何とかしてよ」で終わるのではなく、「新聞紙やすのこを敷いたら滑らなくなるかな。先生に相談してやってみよう」と考えて動く。

この、困りごとを見つけて自分から工夫しようとする姿勢を育てるのが、放課後アントレ塾の目的です。

目標は、知識を暗記することではなく、チームで「オリジナルのビジネスアイデア」を生み出すことです。

プログラムは週1回・各2時間、全5回(予定)で、次のように進めていきます。

  • 前半:社会のルールやお店の仕組みを知る
  • 後半:自分たちのアイデアを形にして、発信する

後半では、地元の経営者や大人に計画を聞いてもらい、最後は校長先生や地域の方の前で発表する予定です。

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20の質問で答えを当てる「名前あてクイズ」

第1回で最初に行ったのは、「名前あてクイズ」です。

講師が思い浮かべているものを、20個の質問で当てます。

ルールは次の3つです。

  • 質問は「はい」か「いいえ」で答えられるものだけ
  • 生徒が質問し、講師が答える
  • チーム内での相談はいつでもできる

答えに近づくには、質問をして、返ってきた答えから次の質問を考えることを繰り返すしかありません。

ふりかえりでは、トライ&エラーを繰り返すことの大切さを確認しました。

いきなりうまくいくこともありますが、ビジネスでは試して直すことの繰り返しが基本です。

途中で諦めるのではなく、うまくいくまで何度でも挑戦する。そのことを、ゲームを通して体験してもらいました。

2回目は、スタッフが1人加わり、3人のチームで挑戦しました。
相談できる仲間が増えると視点が広がり、答えにたどり着きやすくなります。

ボードゲームで「儲けの仕組み」を体験

続いて、起業体験ゲーム「ナンバーワンベーカリー」に約1時間取り組みました。

「パン屋は、パンを作って売るだけ」と思いがちですが、実際はそれほど簡単ではありません。

材料の仕入れ、作る人や売る人、そして資金。お客さんが欲しいときに欲しいパンを届けるために、いくつもの「仕組み」が動いています。

ナンバーワンベーカリーは、その仕組みを模擬マネーを使って体験できるボードゲームです。

ゲームを通して、次のようなことを考えました。

  • お客さんはどんなパンを欲しがっているか
  • より多くの儲けを出すにはどうすればよいか
  • ビジネスには競争(勝ち負け)もあること
ワークショップの風景 ※画像の一部に加工をしています

お客さんが何を買いたいのかがはっきり分からないまま、仕入れを決めなければなりません。

ふりかえりでは、「自分が買い物をする側に立って考えると、欲しいものがわかった」 という話も出ました。

スタッフ(山崎)
スタッフ(山崎)

初めてやった中学生が最も多く利益を出したのは驚きでした!
(スタッフは2回目…)

「佐田町について」を付箋に書き出す

最後の15分は、「佐田町について」をテーマにブレインストーミングを行いました。

自分で思っていることや、家族が話していたことなどを、付箋に書き出していきます。

目標は15個以上です。

ここで出てきた内容が、次回以降に取り組むテーマを考える材料になります。

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第1回のふりかえり

最後に、この日の活動全体をふりかえりました。

生徒から出た気づきと、講師から伝えたことを合わせて紹介します。

  • お客さんが欲しいものを具体的に伝えることが重要で、間違って伝わると欲しいものは手に入らない
  • 「誰が何を求めているか」を知ることが大切
  • 佐田町のことを考えたときに、自分以外の人がどう考えているのかを考えることができた
  • 今あるものをこれからも続けていくためには、どこにビジネスのチャンスがあるのか

ゲームで体験した「相手が何を求めているかを知る」という視点が、佐田町について考える場面にもつながっていました。

第1回を終えて

第1回を終えた、講師と参加したスタッフの感想です。

講師(三島)
講師(三島)

人数が集まるか不安でしたが、まずは開催できてよかったです。
地元の将来を考えると役に立つ内容だと思うので、頑張って続けていきたいです。

スタッフ(内藤)
スタッフ(内藤)

地元に対する中学生の率直な意見や考えに触れて、私自身も良い刺激を受けました。
中学生ならではの柔軟な発想や視点は、これからの地域づくりの大きな力になると感じました。

今回の経験が、参加した生徒のみなさんにとっても有意義な時間になっていればうれしいです。

地域の中学生と「ビジネスの視点」を育てる取り組み

放課後アントレ塾は、まだ始まったばかりです。

今回書き出した「佐田町について」をもとに、チームで取り組むテーマを決め、アイデアづくりへと進んでいきます。

三島笑会としても、地域の学校と連携しながら、子どもたちが自分の住む地域について考え、挑戦する機会づくりに取り組んでいきたいと考えています。

今後の活動の様子も、このブログでお伝えしていきます。

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